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スガイディノス、映画語るってよ Film-20.s

サツゲキスタッフが思い思いに上映作品を綴る『スガイディノス、映画語るってよ』第20回目です。

今回は「ちょっと思い出しただけ」です。

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「ちょっと思い出しただけ」

「ある1日」で遡る、ふたりの6年間。

最近のエモ!みたいな映画ってタイトルが長いこと多いですよね。
映画館のスタッフ的には、開場のアナウンスをする時、
「噛まないかな」という不安と
「なんかちょっと恥ずかしい」という気持ちがあります。

まず、作品自体の感想より先で大変申し訳ないんですが、
「伊藤沙莉さんがめっちゃやばいかわいい」ってことを伝えたいです。

伊藤さん演じる「葉」はあまり個性的なキャラではなく、
漠然と自分に自信がない、どこにでも居そうな人って感じです。

そうなんですけども、とにかく葉ちゃんの言動全て可愛いんです…。

台詞って感じがなくて、全部伊藤さんから出てる言葉っぽくてよかったです。

あと完全に私の趣味だと思いますが、タクシー運転手って設定も最高です。

個人的にタクシー運転中にブチギレた後に灰皿を渡す流れが好きです。
これから見る方はぜひお楽しみに。

この作品は1年ずつ遡っていくという構成になっており、
たぶん前情報なしで見ると最初困惑するかもしれないです。

私は前情報なしで観てしまったので、構成がわからず、
「Julyって何月だっけ…」って考えてたらどんどん話が進んでしまい、
3年前になってからこの仕掛けにやっと気づきました。

ただ、この構成の最高ポイントは、1年ずつ遡ることで、
さらっと流した何気ない会話や、登場してくる物について
元になる出来事が後からわかる、という所です。

小さな「なぜ?」と「なるほど!」が積み重なり、
二人の関係性についての理解が深まるのと、
俄然「えっ去年何があったの?」という興味が沸いてくるし、
パターンが分かることでちょっとした予想大会が脳内で開催されて、
記憶に残りやすい素敵な構成だなと思いました。

また、恋愛を主軸にして、結果が最初からわかっているものの、
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、とか
はっきり「こんな作品!」答えられないのがこの作品の良き所と思いました。

本当にタイトルどおり、「ちょっと思い出しただけ」の話でした。

6日思い出しただけでもこんな面白くて興味深い話になるんだから、
私の大した事ないと思ってた20と数年も、意外といいものだったのかもしれないです。

もしかしたらクリープハイプの歌みたいな激エモ人生になるかもしれないし、
これから起こる出来事一つ一つを大事に記憶していきたいです。

先にたくさん書いてしまった通り、
伊藤さん見てるだけでもかなり満足度高かったんですが、
池松さんの演技も雰囲気があって好きでした。

喋り方独特すぎてすごい耳に残っています。

友達と鑑賞後にモノマネとか披露しあいたかったのですが、
早く観たかったので一人で鑑賞してしまいました。
皆さんぜひ見てください!

スタッフ ハヤシ

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